空間を意識した建築
2016/08/12
ある画家のエッセ-を紹介します。
「空間を意識した建築」
画家は余白を見つめながら、画面に点を置く。音楽家もまた、静寂という無音の余白を意識して初めて音を作り出せる。もしそれを欠いてしまえば点や音に美は宿らない。建築にたとえると、日本という環境にあって限られた空間の中、自由というむしろ制約のなさから建てられた建築物の並ぶ町並みはアンバランスな展覧会である。そうした既製の建築観に対して、画面に置かれた点に対して余白の意識、建築で置き換えるならば建築物に対しての空間への意識・気配りが感じられる建築が望まれる。
近くで見つけた、新築の家をみてこの文章を思い出しました。
日本にはやはりいぶし瓦が一番よく映えますね。