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奈良 東大寺界隈
仕事柄、どこへ行っても屋根や瓦に自然と目がいってしまいます。
家族と旅行していても家族写真を撮るより珍しい屋根の瓦の写真を多く撮って帰り、いつも不評です。
これは東大寺へ行く途中の塀と民家の門です。
見事な「練り塀」:練り塀は一般に土塀(どべい)ともいわれ、粘土に苆蘂を十分に入れた練り士を煉瓦よりもやや大きめの長方形に切り、少し固まったところで軟らかい練り・上をつなぎとして壁面に法(のり)を付け積み上げ、土だけでは弱い場合に瓦くずや割り石を混ぜることもある。
積み上げられた塀の天端(てんば)に軒(のき)蛇腹(じゃばら)(台(だい)輪(わ))を造り出す。この蛇腹の芯には丸竹に荒繩を巻きつけ、塗り土の持たしとする。
この蛇腹の幅寸法は、塀の土台の幅寸法内外とし、上に葺かれた瓦の雨水が壁面を濡らさない寸法としなければならない。(瓦用語辞典より)
何ともかわいらしいデザインの門。
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