淡路瓦の原点
2016/08/12
淡路瓦の原土は主に洲本市五色町の山から運ばれます。
工場対岸にその姿を望むことが出来ます。
山から運び出された土は一旦原土供給業者の工場で粉砕、配合処理がなされ各瓦工場に運ばれるわけです。
弊社ではまだその上に3業者から土を受け入れ自社で3種類の土を配合、粉砕までし、1日寝かせてから使っています。そうすることにより品質が年間を通じて非常に安定するわけです。自然素材の土を相手にしていますので出来るだけ土の成分が偏らないように経験から過剰過ぎるほどの設備投資をしています。
淡路いぶし瓦に用いられる粘土は、主として鉄分の多い堆積層粘土を100%使用します。
淡路粘土の性質は以下の通りです。
1. 鉱物組成
緑泥石 スメクタイト 雲母鉱物 石英 長石 角閃石
2. 化学組成
SiO2 Al2O3 Fe2O3 MgO CaO Na2O K2O Ig.LOss
58.0% 18.3% 6.8% 2.43% 2.16% 1.35% 2.347% 6.92%
3. 粒度分布
粘土(~2μ)シルト(2~20μ)細砂(20~200μ)粗砂(200~2k)れき(2K~)
14.7% 48% 32.6% 4.7% 0%