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高知県立美術館
瓦のある有名建築を訪ねて。
「高知県立美術館」
設計:日本設計、環境設計事務所、山本長水建築設計事務所
竣工:1993年 高知市高須
「鉛ステンレス複合板と丸瓦で表現する地域性と現代性」
瓦は地元安芸生産の別注品。わざと色ムラが出やすいように吐け土はしていないそうです。
6寸勾配で屋根の流れに対し1/100の起り付き。
当時としては非常に斬新な瓦の使い方であったろうと思います。
ただ、残念なのが建築当初よりも予想以上に鉛ステンレス板の色が醜く変色してしまったのではないだろうかと想像します。
こうなるといぶし瓦の優れたところが際立ってきますね。
古びる美しさ、日本建築にはなくてはならないものです。
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