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街で見かけた変な瓦屋根
街にはちょっと首を傾げたくなる瓦の納め方をした屋根があります。
瓦施工の基本を守らず職人が自己流に仕上げた屋根です。
それは決して美しいとは思えません。はやり、先人たちが築き上げてきた基本の技や教えを謙虚に学ぶ姿勢が大事ではないでしょうか?
たとえばこの屋根、いわゆる数寄屋風の屋根に仕上げたつもりなんでしょうが、降り棟と呼んでいいのか棟から降りてきている棟が何故こんなところに?利根丸?
理解できません。
とにかくお寺だから降り棟が絶対必要だという考えで無理やり付けたのでしょうか?また、棟鬼は京の巻鬼なのに降り・隅鬼はなぜか数寄屋用貝津型鬼。
瓦は素材にしても施工方法にしても昔の約束事にとらわれすぎているという一面もありますが、基本は押さえておきたいものですね。
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