用賀プロムナ-ド(2)
2016/08/12
東京 世田谷の用賀プロムナ-ドの第3期目のリニュ-アル工事がもうすぐ始まります。
今その製品の製造に掛かっており、その製造工程のご紹介です。
土練機から粘土を長~~く押し出し、
厚み70mmになるようにピアノ線(ステンレスの針金)でカットしていきます。
その後、表面の面取りプレスをして出来上がり。
簡単そうですが、なかなかここまで仕上げるのに沢山のノウハウが詰まっています。外からはなかなか見れないところです。
例えば、粘度を長く押し出していますが、土練機(土を練って押し出す機械)の中を螺旋状の羽が回って粘土を押し出すものですから、どうしても回転していますので一方向への「ネジレ」が出てきます。
それを真直ぐに上げるのに苦労するのです。それは、粘土の出口で一方向に抵抗をつけたり、その他色々な方法でその問題をクリア-していくのですが、同じ状態が長く続くわけではありません。その日の天候や粘土の含水率、口金の磨耗などいろんな条件が日々変わっているので気が抜けません。
日々葛藤の連続です。
この現場では表面に「流紋」や「百人一首」を彫り込んだ製品も・・・・
11月着工予定です。また工事の様子はレポ-トします。