高反射瓦
2016/08/12
ある大手粘土瓦メ-カ-が発売を始めて、展示していたものです。
太陽光エネルギ-高反射瓦。
特殊な釉薬層で60%以上の太陽熱を反射するそうです。住宅に降りそそぐ太陽エネルギ-を断熱するのではなく、太陽エネルギ-自体を反射するので、熱がこもることもないそうです。
それにより、屋根への蓄熱を減少・冷房負荷低減させることでヒ-トアイランド現象を緩和できるということです。
少し調べますと、
建築物の環境性能を評価する制度、日本ではCASBEE,アメリカではLEEDというプログラムがあるそうです。
そして近年企業の社会的責任(CSR)が強く要求されるようになり、特に大企業では新築する工場や自社ビルの環境負荷を軽減し、高評価を目指す設計が行われており、自社が社会的責任を果たしている証左として、新築・改築にあたって CASBEE による高評価を受けたことを積極的に発表するということです。
ゆくゆくはこういった環境性能が一般住宅にも及んでくるのでしょうか?
そのためにこういった高反射瓦が採用されるようになるのでしょうか?
それにしても、屋根に白やピンクの瓦葺きが増えてきたら、日本の風景はどうなってしまうのでしょう?
日本の景観を守るより環境を優先させるのでしょうか、非常に今後の動きが気になります。