淡路夢舞台
2016/08/12
今年も今日からまた新たな気持ちで、できるだけたくさんの「瓦」をご紹介させていただきたいと思っておりますので、お付き合いください。
まず、最初はこのブログのタイトルバックにもなっています、
「淡路夢舞台 国際会議場」のご紹介。
先日、久しぶりに訪れてみました。完成して今年で9年。瓦の点検も兼て・・・
設計:安藤忠雄建築研究所
屋根面積:1550㎥
使用瓦:ノミズ いぶし本葺 8寸判、9寸判、尺判、尺一寸判の4種類の瓦を使用
使用枚数:平瓦 36,800枚 丸瓦 22,500枚
軒巴瓦 1,350本(特注蛇の目巴)
工法:乾式工法(SS工法)
そのほか「茶室」(写真手前側の銅版屋根部分)床にボ-ダ-瓦が施工されています。
この割肌ボ-ダ-を裏返して施工。
「底至り」(そこいたり):
意匠にこだわりを持ち、創意工夫を凝らすこと。目立たないが、よく見るとすごく行き届いている。日本人の美意識「粋」の極みをいう。
このような製品作りを心がけ、微力ながら日本の景観を創り護っていきたいと思っています。
本年もよろしくお願いします。