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「反り屋根」考
京都 天竜寺
切妻屋根のきれいな反り屋根ですね。
いわゆる「糸だるみ」といわれる曲線です。
棟から軒先まで糸を張り、これをゆるめたときにできる線のことで、糸の重さのために軒先近くの弛みが多くなる曲線のことを云います。
基本的には、反りは流れ全長の3/100位が適当とされています。
(引き通し勾配が大体6/10~8/10位の屋根において)
次にこの写真を見てください。
概、7/100位の弛みを付けている屋根ですが・・・
不自然に感じませんか? 美しいと感じられますか?
建築はバランス。
美的センスも重要。
先人の知恵・技・経験を謙虚に学ぶ姿勢を持ちたいですね。
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