シンガポ-ルに淡路瓦を(7)
2016/08/12
最後のシンガポ-ル報告。
特別製作の200角敷瓦(中央ふくらみ付)と割肌ボ-ダ-瓦の施工をしてきました。
現地について唖然!!
「出来ていない」瓦を貼る土台がない。
報告では、すでにコンクリ-ト打ちが終わっているのであとは敷瓦を貼るだけですということであったのに。
ある程度、最悪のことは予想していたので気を取り直し1日目は土台作りで終了。
2日目。
日本で擦り合わせして仮並べをしてすべての製品に並べる順番に番号を打ってあったので何とか作業がスム-ズに運び、一安心。
しかしながら、とても蒸し暑くみんな汗だくで必死の作業。
何とか夕方遅くまでかかりながらも作業が終了でほっと。
ふくらみがなんともやさしい、いぶし瓦の表情を演出しています。
また、その周囲の割肌ボ-ダ-瓦が一層この表情を引き立たせています。
最終日、帰国の日。突然の大雨の中、
朝からお施主様立会いのもと検収。
大満足いただいて、ほっと一息。
今回施工用の左官材料(セメント以外の接着剤やモルタル用混和剤)や道具はすべて日本からス-ツケ-スにいれて持ち込み。あらかじめ航空会社に製品の「MSDS」製品安全デ-タシ-トを提出して事前審査を受けての通関でした。
心配していた、現地での通過は拍子抜けするくらいスム-ズに。
このあと、残りの割肌ボ-ダ-瓦9000本(全面カ-ポ-トに敷き詰める計画)の施工は現地の人にお任せし終了です。