土佐派の家
2016/08/12
出版記念パ-ティ-に参加させていただきました。
「土佐派の家 PARTⅢ」~美しく住まうために」
(発行「土佐派の家」出版委員会、定価1995円)が上梓されました。
これまで2冊出版されており、待望の3冊目となります。
「土佐派の家」
化石エネルギ-をあまり使わない時代に完成した土佐の土着の伝統工法を、
再び評価し直すことで甦らせ、これをもとに現代の感性でデザインする。
まさしく環境のことが大きく取り上げられている現代、
周回遅れのトップランナ-が今、大注目となっているのです。
今、高知県で生産されている瓦がほとんど無く、生産されていたとしても原料の粘土は淡路産という状況で、土佐派の家には沢山の淡路瓦が採用されています。
そこで、会場でも土佐派の家づくりには欠かせない建材だということで、
淡路瓦が紹介されました。
全国的にも非常に注目されている運動で、このような動きが全国に波及していくことでいぶし瓦が見直される。
そんな期待が膨らみます。
最後に本のなかの記事から、
「人は家を造り、造られた家は人を造る。」
「ニセモノの居住環境のもとで育てられる子供の感性の発育の問題から・・・
子供発育環境からニセモノを遠ざけたいと願っています。」
「人造物ではない自然の素材には巧まざるゆらぎがあり、
時とともに味わいを深め 人間の感性に自ずと安らぎをもたらすものになっているのです。」