工場見学ツア-(3) 原土処理-2
2016/08/12
昨日の続き・・・
スクリ-ンフィ-ダ-から出てきた土をもう一度粉砕してより細かく砕きます。
それを2回繰り返します。
いぶし瓦の肌の肌理細かさを実現するため。
ロ-ルクラッシャ- 1200 (ロ-ルのクリアランスは0.45m)
粘土が紙のうようになってコンベアベルトに落ちてきます。
整備中のクラッシャ-の様子。
このような大きなロ-ル2台の間をくぐらせて粉砕します。
大型混水混煉機(自動水分調整機付き)
粘土の水分状況に応じて投入する水の量を自動調整しながら混煉していきます。
ねかし用大型配合供給機
荒煉りした粘土を丸一日寝かせてから使います。
ねかし(エイジング)の目的は、粘土粒子をとりまく水分を均一にまくばることにあります。
これにより可塑性(かそせい)、乾燥強度、その他焼成後の製品の品質にも良好な結果が顕著に現れることが古くから知られているところです。
可塑性:固体に外力を加えて変形させ、力を取り去ってももとに戻らない性質。塑性。
以上、弊社独特の原土処理工程でした。