タタラ作り
2016/08/12
達磨窯で昔の手作り敷瓦を復活製作しようと
DGプロジェクトの鬼師 平池氏が取り組んでいます。
それは、粘土を板状にして、その均一な厚みを利用して成形する技法で、
この板状の土をタタラと言います。
同じ大きさのものが比較的簡単にできる昔の瓦作り製法です。
そのイメ-ジは次のような感じ・・・
(瓦ミュ-ジアムより)
そして実際の様子は・・・
土練機を使って練った土を使いますが、真空を利かせていませんので柔らかいザクザクの土を積み上げていきます。
先行試作品
手作りにしか出せない何ともやさしい風合いのものが出来そうです。
性能の面では現在のものには敵わないかもしれません。
しかし、100年~200年前にこの製法で作られた物がまだ京都の禅寺なんかには残っているのも事実。
そして、それは人々を心地いい、落ち着いた気持ちにさせるのに大いに貢献している。
そんな歴史の重みが感じられる愛着が湧く製品作りを目指して取り組んでいます。
5月末の達磨窯焼成に窯入れ予定です。
明日から、組合の販路調査の一員としてフィリピンへ出張しますので、来週までお休みします。