淡路島地震
2016/08/12
一週間が経ちました。
先週の淡路島地震に際しましては、皆様からの温かいお気づかい心より感謝申し上げます。
弊社工場の被害は軽微で、15日月曜日から通常通り操業できています。
今回も多くの屋根被害が発生しました。
古い住宅に被害が多かったのですが、阪神大震災以降に建てられた住宅にも一部棟に被害が見られます。
特に感じた特徴は・・・
RC造・S造の寄棟屋根の隅棟に多くの被害が集中していることです。
逆断層型といわれる今回の地震。
横揺れというより一種の「ネジレ」のような現象が起こったようです。
そして、写真でもおわかりのように木造住宅の少し古い屋根には意外と被害が少ないのでした。
木造住宅の構造が揺れを和らげたのではと想像します。
この記事をアップするかどうかためらいました。
しかしながら、瓦は地震に弱いという紛れもない事実を真摯に受け止め、
反省し今後に活かしていくためにも事実をお伝えしなければと思い直し投稿しました。
のし瓦を緊結して南蛮漆喰を使って施工している棟には被害がなかったこと、
棟際まで桟瓦が葺き詰められていない棟に被害が多いことなど詳細を検証していきます。