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本葺瓦 施工レポ-ト(2)
昨日の続き・・・
お寺の屋根にはこんな段差ができます。
ここには下の写真のような瓦、素丸瓦に垂れがついた袖丸瓦を用いて葺きあげます。
そでまるかわら(袖丸瓦)
箕甲横方向の勾配の落差を調整するための瓦のことで、素丸瓦の右側または左側に垂れが付いているもののことをいう。垂れの寸法は箕甲の落ちの寸法により決められる。(瓦辞典より)
瓦の大きさについて(平瓦の大きさ)
「長屋」物・・・巾7寸X長さ8寸 屋根面積10坪までの位の門や塀に使用。
「五分」物・・・巾8寸X長さ9寸 屋根面積50坪まで位の建物に使用。
「九寸尺」物・・巾9寸X長さ1尺 屋根面積200坪まで位の建物に使用。
「尺平」物・・・巾1尺X長さ1尺1寸屋根面積200坪以上の建物に使用。
以上のように建物の大きさに合わせて瓦の大きさを選びます。
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