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鴟尾(シビ)

      2016/08/12

鴟尾(シビ):棟の両端に据える棟装飾瓦の一種で、飛鳥・奈良時代から寺院に使用された瓦のことをいう。この装飾瓦は、日本に瓦が渡来したときからある瓦であり、装飾瓦の原点と思われるものである。(瓦辞典より)



奈良 朱雀門

この反りは鳥の翼を表し、鳥の形を表したものといわれており、
天に飛んで行けるようにという願いがこめられているのです。
元は中国の天帝思想から生まれたといわれています。

ところで下の写真、街を走っていてふと目に付いたのですがなんかおかしいではありませんか?

鴟尾が棟の途中に取り付けられているです。
なぜこのような据え方をしたのか・・・

朱雀門のように棟の綺麗な反り曲線が棟の端の鴟尾に繋がり、より反りを強調するのが本来の目的ではないかと思うのですが?

守り残していかないといけませんね瓦の基本。

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