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千年家
先日、以前から一度訪れたいと思っていたので、出張の折遠回りして見学してきました。
「箱木家住宅」 国指定 重要文化財
神戸市北区山田町衝原
室町時代前半に建てられたと推定され現存する民家の中では、日本最古のもので、通称「箱木千年家」と呼ばれています。
谷崎潤一郎著「陰翳礼讃」のなかに以下のように書かれています。
「日本の屋根を傘とすれば、西洋のそれは帽子でしかない。
屋根という傘を拡げて大地に一廓の日かげを落とし、その薄暗い陰翳の中に家造りをし、いつしか陰翳のうちに美を発見し、やがては美の目的に添うように陰翳を利用するにいたったのである。」
まさに日本の屋根は傘であるということが実感できますね。
この瓦はそう古くはない復元修理の際施工されたこの当たりで作られた瓦だと思われますが、なかなか変わったデザインなので写真に納めて来ました。
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