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飾り棟(2)
井筒紋・井桁紋
:井筒は「○」形で、井桁は、「井」形だったが、いつのころからか井筒が「井」で、井桁は井の字が立った形をいうようになった。おおむね、今井、花井など井の字のつく苗字をもつ家が使用しているようだ。井戸は人間には欠かせない水に関わるところから、紋にされたようだ。(丸に隅立て井筒)
この井筒がそのまま瓦の呼び名になり飾り棟に使われている瓦があります。
厚みがそれぞれのし2段・3段・4段・5段と同じ厚みの4種類ありそれぞれの棟の計画段数により使い分けます。
施工例(奈良の家)
最近このような瓦が使われる家がめっきり減りました。
人間の生活と密接に関係していた井戸すなわち水を屋根に配し枯れることがないように願うと共に防火の意味もこめたのでしょうか?
奥深いですね日本の瓦。
面白いですねいぶし瓦。
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