東大寺
2016/08/12
奈良シリ-ズ (7)
今日は超有名な東大寺をご紹介。
写真を沢山撮ってきました。
南大門
鎌倉時代、重源により再建。昭和2年~5年の解体修理時に屋根葺き替え。
大仏様:太く長い柱が高くそびえ、肘木を直接柱に差し込むなど、構造を素直に表した豪快な建築。大仏殿もこの様式で再建されたことよりこの様式を大仏様と呼ぶようになった。
軒は長刀反り、陸棟は真反り。
「真反り」:軒反りの一種で軒瓦の先端が全長にわたって反り、直線部分のないことをいい「総反り」ともいう。これに対して両端で急に曲率の変わる「長刀(なぎなた)反(そ)」がある。(瓦辞典より)
鐘楼
鎌倉時代、栄西により再建。昭和41年解体修理時に屋根葺き替え。
大仏様と禅宗様の折衷様。
軒・陸棟とも真反り。
軒反りの豪快な反りには圧倒されます。まるで中国建築を見ているようです。
それにしてもなぜこんなに伽藍から離れたこのような台地に建設されたのか不思議ですね。
二月堂 (もうすぐお水取りです)
旧暦の二月に行われることからこの名前がついたそうです。
江戸中期に再建。昭和39年屋根葺き替え。
軒は真反り。
三月堂(礼堂)正面
三月堂
昭和46年解体修理時に屋根葺き替え。
軒は長刀反り、陸棟は真反り。
これがなかなか面白い建物で、写真左側の正堂は奈良時代、右側の礼堂は鎌倉時代の再建。もとは寄棟造りの正堂と礼堂が軒を接して建つ配置であったのですが、鎌倉時代、礼堂を入母屋造りに改築して2棟を繋いだそうです。
裏参道の石畳沿いの何とも味のある土壁の塀。
番外編
見学に行ったのですが、日祝日は閉館。外からの写真のみ。
(ここは宮内庁の管理ですから・・・)
正倉院
今回は大仏殿以外を早足の見学でしたが、たっぷり1時間は掛かります。
広大な敷地です。