加古川 善照寺様
2016/08/12
弊社が平成9年に施工させていただいた山門です。
近くに行ったので瓦の点検にお邪魔させていただきました。
大棟:尺5寸経の巻紋入鬼瓦
降棟:尺経の巻紋入鬼瓦
棟:龍・鯉水板
11年経過しますが、何の問題もありませんでした。
こうして、施工・納入させていただいた現場を数年後に訪れるのも楽しみの一つです。
その当時のことが思い出されひと時の感慨にふけるなんてこともあります。
形に残る仕事の誇りでもあり、やりがいでもあります。
そんな為にも、後悔しない仕事を常に心がけること。
謙虚に反省することを忘れない事などは、
社員全員で共有していることの一つです。
ところが、数年ぶりで訪れてみて・・・・
本堂が新しい瓦で葺き替えられていることに驚き!!
元請が違うので弊社には声が掛かりませんでしたので全く知りませんでした。
本堂はコンクリ-ト造の上に屋根を鉄骨で作った物だったのですが、
新しく一体型の本葺き瓦が施工されていました。
確か築30年くらいだったと思うのですが、もう既に瓦を葺き替えしないといけなくなっていたのでしょうか。
そうなった一番の原因は湿気だと予想されます。
やはり日本の気候風土には木造・土壁造の伝統工法が一番ですね。
鉄骨では野地のたるみ曲線を造りだすのは難しいのでしょう。
こういう時は、やはり屋根工事店が野地修正をして施工してほしいものですね。
残念です。