屋根葺き替え見積
2016/08/12
またまた、屋根葺き替えの見積のために現場確認にお邪魔しました。
あの阪神淡路大震災で建物が傾き、鉄骨でツッパリし応急処置でしのいできたのですが・・・
檀家さんの総意でまだまだ使えそうな瓦ですが、屋根を軽くするために和形簡略瓦に葺き替えるお見積り依頼です。
あの震災時にはこの周辺のお寺もたくさんの被害を受けました。
毎度、地震の時にテレビ放映されるような、屋根はそのままで腰砕けのような建物も数棟。
しかし、そんな中にでも軽微な被害のお寺も確かにあったのです。
被害を受けた建物のことばかりが報道され、しっかりと建っていた建物の調査やその要因を確かめていないことが残念ですね。
なかなか数字で評価できないということが一番の原因でもあると思いますが。
我々、瓦業界でも震災以降いろんな取組をしてきましたが、
「屋根が重いから建物が倒壊した」という風評をなかなか一掃できないのが現状です。
とにかくあきらめずじっくりと訴え続けることしかありませんね。
おまけ
隣の庫裏の屋根をみると・・・・
降棟が大変な納まりになっていることを発見!!
どこかのCMではありませんが、
「○○は計画的に!!」
こんな納め方をして工事代金をもらうとは・・・
今日の記事はなんか複雑な心境になりました。